衆院選をTwitterAPIで観察する

衆院選で盛り上がった12月8日~12月14日。
TwitterAPIを走らせて、各政党のツイート数・フォロワー数・フォロー数を観察していました。
並行して一部候補者のツイート数・フォロワー数・フォロー数も収集。
ささっとグラフ化、考察していきたいと思います。

1.使用するデータ

TwitterAPIにて収集した各政党アカウントのツイート数・フォロワー数・フォロー数。
12月8日~12月14日の間、9:00~18:00まで15分間隔で収集しました。
APIの処理、プログラムの処理によって数値が左右している場合があります。
うっかりミスでズレてたりもあります。ブログなんで参考程度に御覧ください。

2.各政党の日毎の変化

15分毎のデータの解析なんかできないので、日毎にします。
例えば、表の12月8日は
12月9日 9:00のデータから12月8 9:00のデータを引いた数値、
12月8日 9:00から24時間でどれだけ増減したかになります。

・ツイート数増減

右から、自民党 民主党 公明党 維新の党 次世代の党
日本共産党 生活の党 社民党 新党改革 幸福実現党になっています。

民主党、次世代の党、社民党が多くのツイートをしているのが分かります。
選挙日前の12/13はツイート数総計が最も多くなりました。
日本共産党は普段数件しかツイートしていませんが、選挙前だと70件ツイートしていますね。
選挙が終わるとツイートは半減・・・普段から頑張って欲しいんですけどね。

・フォロワー数増減

次世代の党が1952件と最も高いです。
新党改革が47と最下位。公式HPにリンクも貼っていないようですし、あまり力は入れていないようです。
これも選挙が終わると一気に減少。

・フォロー数増減

基本的に有名なアカウント(芸能人・会社など)のフォロー数は少ないです。
一般の人のアカウントをフォローしていったら際限が無いですからね。
そんな政党アカウントの中で異色な次世代の党。フォローをかなりの数で増やしています。
フォローをほぼ毎日消している生活の党・・・一体何が。

・ツイート増減数とフォロワー増減数の比較
ツイートの発言回数が多い≒ネット選挙に力を入れている
フォロワーの増加数が多い≒ネットで人気が高い
と考えると、ツイート数とフォロワー数には何らかの相関関係があると思われます。

各政党のツイート増減数の総計とフォロワー増減数の総計を散布図に表します。
選挙期間中はツイート数は増加しないので、選挙前の12/8~12/13のデータとします。

相関係数は0.25。ほとんど相関関係はないですね。
自民党・民主党・社民党を除いた相関係数は0.93。なんか凄い数値が出ました。
頑張ってツイートを行う(ネット選挙活動を行う)と、フォロワーも比例して増えていくようです。

1ツイートでどれだけのフォロワーを獲得したか・・・
簡単に考えると フォロワー数÷ツイート数です。これを表にすると

少数のツイートで多くのフォロワーを獲得する自民党型(自民党)
ツイートはしているがあまりフォロワーを獲得できていない型(民主党・社民党)
ツイートをすることでフォロワーを獲得する型(その他)
になるようです。
自民党は与党なので、比較のためにフォロワーになるって人も多そうですけどね。