入社以来はじめて、お客様に提供している業務システムに触れ、ほんのちょっとした修正作業を行いました。
現状の私では、どこに何を追加、修正するべきかが把握しきれず、色々ご教示いただきながら作業を進める状況ですが、経験を積んでいくしかありません。。
弊社で業務システム開発に使用しているソフトウェアの一つに、Delphi(デルファイ)というものがあります。
自分もこのDelphiというソフトウェア上で作業を行ったのですが、ネットで調べてみると、なかなか歴史のあるソフトウェアだそうです。
そこで本記事では、Delphiというシステムの開発環境について、ネットに落ちている情報を簡潔にして、自分の備忘録も含め、ご紹介したいと思います。
Delphi(デルファイ)とは
「Eclipse」や「Visual Studio]などと同じ、ソフトウェア開発を行うための
統合開発環境(IDE)です。
統合開発環境??説明します。
統合開発環境(IDE)とは
複数のソフトウェアが一つにまとまったもので、操作も一つの画面で行える開発環境のことです。
アプリやソフトウェアを開発するためには、以下のように様々なソフトウェアを使う必要があります。
- ソースコードを書くための「テキストエディタ」
- ソースコードからオブジェクトコードを生成する「コンパイラ」
- プログラムのバグを検出するための「デバッガ」
単語説明)
ソースコード・・人間が書いたプログラムの元ネタ
オブジェクトコード(=バイナリーコード、マシン語)・・ソースコードがコンパイルされたもの
コンパイル・・人間が書いたプログラム元ネタを、コンピュータが理解できるマシン語に翻訳すること
↑これら全てが搭載されていて、プログラミングをより快適に行える便利ソフトのことを、統合開発環境(IDE)と呼びます。
統合開発環境を導入するメリット
- 開発を効率化してくれる
- 優れたコード入力の補完機能がある
- 構文エラーを知らせてくれる機能がある
- コードの共有がしやすい
では、そんな統合開発環境の一つであるDelphiの、簡単な歴史と、利用する上でのメリット・デメリットをご紹介します。
30年近い歴史をもつDelphi
「Borland」というソフトウェア企業により、1995年9月に最初のバージョンが発売されたそうです。
ちなみに「Delphi」 という名前は、ギリシャの古代都市 「デルフォイ」 が由来しているそう。
今でも最新版がリリースされているので、30年近い歴史をもつソフトウェアなんですね。
Delphiを使用するメリット・デメリット
メリット
- コンポーネント(ソフトウェアを構成する部品)を画面上で組み合わせるだけで、
実際のアプリケーションデザインをそのままに開発できる - 実際のデザインを確認しながら作業できるので、開発者の負担が減る
- コーディング支援機能が充実しているため、コーディングスピードが向上する
- 各プラットフォームに最適化したコンパイラを搭載しているので、コンパイルスピードが速い
デメリット
- Windows上でしか開発できない
(Boot Campなどの仮想マシンを利用すればmac OSでも利用可能) - Delphiに精通したエンジニアが少ない
- 一から学ぼうとするとき、最適な学習方法が見つけにくい
実用するメリットは、いくつもあることが分かりますね!
ただ、もう少し初心者にも優しいDelphiに関しての良書や、ネット上に、もっと情報が転がっていれば助かるなと、私も感じているところです。。
さいごに
今回は、私も早く身に付けていかなければならない、弊社で業務システム開発に用いている、Delphiについてご紹介しました。
今後も、業務に携わる上で学んだ情報などを、IT未経験の方が読んでも理解できるように発信していけたらと思います!