業務システム入門~ヒアリング編~

帰りにシュークリーム買って帰ったのは内緒

こんにちは。

今日は業務システムの実際に触れてみたいと思います。

先日、弊社のクライアント様へ訪問し業務内容の聞き取り調査(ヒアリング)を行いました。

その詳細について報告です。

ヒアリングとは

業務システムを作る際には、ユーザーが普段どのような業務を行い、そのうえで何を実現させて欲しいかを把握しなければなりません。そのために、実際に業務を見させて頂きながら説明を受けます。

これを疎かにしてしまうと、折角システムを作っても、お客様の求めていたものと違うなんてこともあり得ます。

作業は何日もかけてじっくりと行います。大事なんです。

ヒアリング開始

12月某日、横浜市の某所にあるクライアント様の事務所へ伺いました。

この日は朝から夕方まで一日お邪魔する予定です。

「おはようございます。」と、まずは元気に挨拶。

丁寧に対応してくれるものの、電話はいっぱいかかってくるし、配達員さんは荷物の搬送しているしで忙しそうです。

やはり、どこも午前中は大忙しですね。

席に着くなり、早速準備です。

まずは、許可を頂いてボイスレコーダーをセット。それから写真用にスマホを用意。もちろん、メモの準備も万全。

メモに関しては、A4のノートと小さいメモ帳を二つ用意。席に座ってじっくり書き込む用と立ち歩きながらでもメモを取れる用にです。現場は移動が多いからです。

まずは、ひたすらメモと写真

今回、伺った会社では作業着や繊維用品の卸販売を主な事業として行っております。

いわゆる、問屋業です。

もちろん見積もりなどの段階で事前に事業内容などの情報は把握しております。

しかし、一言で問屋と言っても、実際の業務の流れなどは業種や会社によっても違いがあるため見てみないと分からないものです。

というわけで、初めは片っ端からメモメモメモ。システムに関係ありそうな資料などはどんどん写真に撮ります。今回はお相手の社長様が直々に業務の説明を行って下さいました。有難いです。じっくり聞いて、ドンドンメモ。とにかく、初めは社長のお話を聞くことに徹しました。

本当は全体像を把握してから、大事なところを質問して、メモしていく。

そんなやり方がスマートなのでしょうが。現場は順番だの流れだのは関係ありません。いろいろなことが同時進行。お伺いしてすぐに何が大切かなんて正直わかりません。なので、とにかくお話してくださることは、一言一句無駄にせず、「とことん聞く」。

お昼休みも大切な時間

お昼は社長の提案で、事務所でご一緒させて頂きました。

一つは、午前中ほどではないにしろ休み時間も電話は掛かってきます。その様子も見ておくため。

もう一つは、休み時間にしか話せないような、趣味の話やプライベートのお話をするため。この時間は大切だなと感じました。

やはり人と人とのやり取り。相手がどんな人か分からないと、難しいですよね。

楽しいお話や、ためになるお話をたくさん聞かせて頂きました。

午後は質問も交えて

午後になると午前の慌しさよりも落ち着いてきます。

業務の全体像や焦点、システムを作る際に必要であろう情報を整理しつつ、いくつか質問していきます。

もちろん、ここでも聞くことが主です。

9割聞いて1割質問するくらいで良いのかもしれません。

分かっているつもりでも、相手のことなんて分かりませんからね。

ましてや、業務に関してこちらは素人ですから。質問は最小限にしました。

ヒアリング終了

一通り一日の流れを確認したところで、その日のヒアリングは終えました。

帰り際に、社長が「今日は楽しかったよ。」とおっしゃっていたのが印象的です。

普段、自分の仕事の事を細かく話す機会って少ないですよね。自分の事を知ってもらうのって意外と嬉しいことなのかもしれません。

弊社に戻ってきてからは、聞き取りの内容をまとめています。お師匠様とブラッシュアップしながら、システムはどういった設計にしていくか、次回はどのようなことを調査するかなどを相談しております。

その詳細はまた後程。お疲れ様でした。

おわりに

気づけば12月。

普段はカスタードクリームに目が無いのですが。

暖かいおしるこが食べたくなる季節です。

甘いものは素晴らしい。

それでは。

聖。