雪中キャンプは人生初です
今回は恵比寿へ行ってきました
最近では、月1ペースで恒例となっている、セミナー報告になります。
(前回の内容はこちら⇒ https://futurebase.co.jp/1993/)
今回も株式会社システムインテグレータ様の主催セミナーに参加してきました。
↓↓↓
https://products.sint.co.jp/grandit/seminar/1107
今回のセミナーはいつもの大手町とは違い恵比寿。
ガーデンプレイスとは逆方面のイベントホールへ。途中、プロントとタリーズとドトールが横並びの一角がありまして、外から見ると、どれもほぼ満席。都会の実力を見せつけられました。
では、いつも通り各セッション毎に内容について、まとめていきます。
1人目は、
汐留パートナーズグループ 汐留社会保険労務士法人 社会保険労務士 浅野 育美氏
専門外の事は頭に入りづらいですね。
ざっくり、概要を説明すると。
少子高齢化に伴い労働人口は減少する。
↓
対策として働き方改革関連法やデジタル手続法が順次施行されている。
↓
業務効率化のために、積極的な業務のデジタル化が必要な所も出てくる。
↓
セッション2や3へ繋がる
という流れでした。
講師の浅野さんによると、汐留社会保険労務士法人様でも残業時間等は、以前から課題になっており前年度より、かなり抜本的な見直しが行われたそうです。管理職の人も率先して定時には帰宅するようにし、残業時間の大幅な減少に成功し、人件費の面でも良い結果になったそうです。
中小企業では、「制度の導入」や「意識改革」という面では、人数が少ない分有利です。しかし、それで業務量が減るわけではないので、実現のためには業務の見直しの一環として、今回のテーマであるICT技術の導入等も必要との事でした。
2人目は、
氏
前半は、セッション1と被りますが、デジタル化の必要性についてです。
経産省のレポートにある「2025年の崖」を参考に説明されていました。2025年の崖については検索して頂くと、いろいろと出てくるので、ザックリ要約します。
現時点で老朽システムを抱えている企業は全体の70%、更に老朽システムがDXの足かせになっていると感じている企業の割合は80%に上っております。
それに対して「今後 12 か月で競合企業がビジネスモデルを大きく変化させると思いますか?」という質問に対して「そう思う」と答えた割合は約16%しかないのです。(グローバル規模だと約68%)変化を嫌う日本人らしい結果に。。
このように、DXを進めづらい環境にあるし、改善意識も高くない状況が続くと、2025年以降には毎年12兆円の経済損失が生じる可能性があるよ。というのが2025年の崖です。大変ですね。
そこで後半は、どのようにデジタル化を進めるかです。
ズバリ答えは、「全体最適」と「個別最適」の組み合わせ。
企業としての基盤的なシステム、例えば製造業ならば「購買管理」「生産管理」「販売管理」等。こういったものは「全体最適」として、一貫したERPシステムに統合してしまうべき。
そして。周辺を固めるような「勤怠管理」「給与管理」「人事管理」「会計管理」「法定調書作成」等。これらは「個別最適」であり、それぞれ最適なものを選ぶべきだということでした。
実は、多少の違いはあれど、この考え方は弊社でも大切にしております。
クライアント様からある業務をシステム化したい等、ご要望があった際、可能な限り、保有する業務の全体像を拝聴させて頂きます。クライアント様毎に独自の運用やシステムが存在するので、その点を加味し、ご要望のあった業務も含め、どういったシステムが必要なのかを判断して提案しております。場合によっては、他社様のパッケージシステムで十分だと判断した場合は、そちらを推薦する場合もあります。(カスタマイズが難しくなるので余り多くは無いのですが。)
今回の講演では
「全体最適」化は基幹業務(幹)としてのERP
⇒ GRANDIT(https://products.sint.co.jp/grandit)
「個別最適」化を図るためのプラットフォーム
⇒ https://www.obc.co.jp/bugyo-edge)
(を、ご提案されておりました。
最後の3人目は、
「勘定奉行に~お任せあれ~」
オービックさんといえば、奉行シリーズですよね。
講演内容は、セッション1と2の流れを受けての、製品紹介や導入事例となっておりました。
中小企業でシステム導入を考える際は、統合型(全体最適)よりベスト・オブ・ブリード導入(部分最適)をお薦めしておりました。簡単に言うと、いっぺんに変えるよりは少しずつの方がハードル低いですよねということ。更にメリットとしては後者の方が、最新技術の恩恵を受けやすいとの事。
では、具体的にどういった業務から手入れを入れるのか。
成果が変動したり、企業ごとに多様化している、「提案」や「企画」、「製造」といった業務(変動業務)は、独自のノウハウを、システムを使った運用に落とし込むまでが難しい。それよりも、成果が固定的な「入力」や「集計」、「作成」等、これらを包括しているような業務(固定業務)からがデジタル化移行には良いとの事。
しかし!
固定業務を内包しやすい「基幹業務」(給与計算・人事管理・勤怠管理等)に携わる人は企業全体の5%未満と言われております。基幹業務のデジタル化から、企業の持つ業務全体のデジタル化への移行が、いかにスムーズに出来るのかが課題となります。
そこで、奉行シリーズは網羅してますよ~。とのことでした。(セッション2で出てきたシステムインテグレータ様の統合型ERPのGRANDITとも連携が可能だそうです。)
この先の紹介は、オービックさんのHP(http://www.obic.co.jp/)等で確認してみてください。
デモ操作&総括
講演の後は、ソフトのデモ操作が出来ました。個人的には「GRANDIT」を触りたかったのですが、今回はなし。残念。
奉行シリーズを他の方が操作するのを後ろから拝見しておりました。UIは、さすが見やすい!といった感じ、でも操作性や機能性はシンプルでした。シンプルな業務システムを幅広く網羅している感じ。(これだったら自分の作るシステムも負けてないぞ!と闘志を燃やしてしまいました。)
ただ値段は……。
無料セミナーに参加させてもらって、文句は言いたくないのですが。ソフト単体の料金は相応に感じるものの、法人で使う以上、利用アカウント数は一つで済まないわけだし。「セッション3」で謳っているように、業務内容を全て網羅するとなると。会計と、人事と、法定調書作成と……、なんて積もって揃えていくわけで。それが年額……。
自分が決済権者ならと考えると、簡単に手は出しづらいな~という印象でした。ただし、法改正への対応の即時性等、大手ソフトウェアの強みもあり。必要な業務を精査しての利用はありだと思います。
弊社の場合は、お客様とご相談の上、可能な限りオーダーメイドで製作のご提案をさせて頂きます。業務システム導入に関する、ご依頼やご質問がございましたら、
こちら(https://futurebase.co.jp/contact/)
のお問合せ迄、ご連絡ください。
ここまで、じっくりブログ読んだくれた方って、多分、同業関係者の方か。よっぽど業務のDX化に興味のある方だと思うので。せっかくですし、気になったのなら是非、ご相談だけでも。
やっぱり、企業独自のERPシステム開発まで考えているなら、弊社の方がお得だとおもいます。自信あります。
最後は営業になっちゃいましたが、兎にも角にも、クライアント様への説明の際に丸々使えるようなセミナーでした。行って良かったです。セミナー関係者の皆様方、どうもありがとうございました。
おわりに
12月の終わりに、北海道の冬キャンプへ行きます。こんな時期、キャンプ場もガラガラかと思いきや。既に結構埋まってるそうです。道民の方々を舐めてました。
料理長の私は、今回も雪の中、食べ盛りの野郎共の胃袋を満たさなくてはなりません(前回は8人分)。クリスマスの時期なので七面鳥の丸焼きでもしようかと思っています。
本格的に冬です。寒さに負けずに頑張りましょう。
それでは。
聖。