コーヒーメーカーの動向を探る

一週間に一度投稿していく予定でしたが…2週間以上も空けてしまいました。
価格comのレビュー投稿・製品登録を時間別に分けて、どのような結果がでるかを見て行きたいと思います。

1.エアコンの動向

2013年度があまりに綺麗な結果が出たので、載せています。


※生産実績推移はJEMA(日本電機工業会)統計を参照

価格.comにエアコンとして登録された製品の月別総数と
エアコンの生産実績推移(数量)を比較しています。
価格.comがどのタイミングで製品を登録しているかは不明ですが、
エアコンの需要がピークになる夏に向かってピークとなっています。

 

2.コーヒーメーカーの動向

家電で知識があるカテゴリーが、これしかありませんでした。
基本、コーヒーは手で淹れているのであまり家では使わないのですけど…。

2-1.レビュー投稿年と製品登録年のクロス集計

クロス集計という方法を知りましたので、実践。
縦軸が製品が価格comに登録された年(発売日と考えて問題無いです)
横軸がレビューが投稿された年
数値はレビューの数になります。


左下の「5」は2003年登録された製品に、2014年にレビューを投稿した人が5人いるということになります。

まだコーヒーメーカーの表しか作っていないので、なんともいえませんが…
このカテゴリーの製品は息の長いものが多いと考えられます。モデルチェンジも少ないでしょうし。
これがパソコンだと、2003年製の商品を2014年に買ってレビューする人はいないと思います。
そもそも買うことすら難しいでしょう。

 

2-2.コーヒーメーカーの機能別分析

最近のコーヒーメーカーは、コーヒーを抽出するだけではなく多機能になってきています。

まずはエスプレッソ機能の有無


年別のレビュー投稿数を、「レビューした製品のエスプレッソ機能有無」に分けて集計しました。
例えば、2014年にコーヒーメーカーのレビューは187件あり、
エスプレッソ機能のある製品のレビューは84件、機能のない製品は103件となっています。

レビュー投稿数は増えており、エスプレッソ機能の率も上昇する傾向にあるようです。


前のグラフは「何年に投稿したか」で年度を見ましたが、
今回のグラフは「何年に登録された製品に投稿したか」で年度を判別しています。
例えば、2013年度に価格comに登録された製品(≒2013年に発表された製品)へのレビューは91件あり、
エスプレッソ機能のある製品のレビューは56件、機能のない製品は35件となっています。

2009年に登録された製品から一気に「エスプレッソ機能」の有る製品のレビューが増えています。
2010年登録の製品へのレビューが最も多く、エスプレッソ機能の割合は約85%!

おそらく、ネスカフェバリスタが影響しているのでしょう。
2009年4月に発売。インスタントコーヒーでエスプレッソ・カプチーノが作れる便利なヤツです。
その後にカフェポッドで抽出するタイプも色々出てきました。

 

カプチーノ機能もグラフ化してみます。

※輸入台数推移はJEMA(日本電機工業会)統計を参照。なお2014年度は2014年1月~9月の合計。

コーヒーメーカー・ティーメーカーの輸入台数(数量)の折れ線グラフを追加しています。
ティーメーカーを含んでおり、レビューされた製品には日本製もありますので参考程度に考えて下さい。
やはり2009年から輸入台数が増加しています。断定はできませんが…やはりネスカフェでしょうか?

ちなみに、2008年~2012年辺りまで円高が進んでいました。
その影響も考えられるので、2009年度を基準として、輸入実績(数量)の折れ線グラフを作成してみます。

比較する家電は、調理家電・新機能が追加されていない(であろう)品目を選びました。
コーヒー・ティーメーカーの数量が大きく変化する2009年を基準にしているのでやや怪しいグラフです。
どれも2009年~2010年に数量が増加していますが、コーヒーメーカーが良く伸びています。

2009年以降に登録された製品へのレビューでは、カプチーノ機能ありの製品の割合が増えていますね。
2009年はコーヒーメーカーにとって何かのターニングポイントだった?