客はクチコミに何を求めているのか

情報を集めるのも一苦労ですが、
それを解析するのがもっと難解なことに気が付きました。
統計学・・・ちゃんと勉強しておけば良かった。
学生時代の教科書で復習中です。

今回は価格.comから情報を引っ張っています。

比較するのは

・レイコップRS RS-300J
布団クリーナー。ジャパネットで特別製が売っています。
・Dyson Digital Slim DC62 モーターヘッド
爆音と吸引力で有名。欲しい、でも高いです。

どちらもCMで良く見る機種です。
レイコップのCMは毎朝、ラジオで流れてきます。

 

同じハンディクリーナー(RS-300Jは布団専用ですけど)、
ランキングが上位でレビュー数が多いという理由から選出しました。

1.
まずはレビューの満足度の円グラフで比較します。
四捨五入をしているので全体で100%にはなりません。

満足度は1~5(不満~満足)となっています。
RS-300Jだとレビュー数は54件あり、その27%が満足度1と評価しています。

DC62のほうが全体的に満足度が高いことが分かります。

2.
価格.comには、そのレビューが参考になったかをユーザーが評価する機能があります。
facebookの「いいね」機能みたいなものです。

一般的に負のクチコミのほうが影響力が強いとされています。
この法則にあてはめると、ユーザーの評価は満足度1~2(不満)のレビューに集中すると思われます。

では2つの製品の円グラフ。

満足度は1~5(不満~満足)となっています。
RS-300Jだとレビューの評価は401件あり、その74%が満足度1のレビューを評価しています。

 

どちらも負のクチコミ(満足度1のレビュー)の影響力が強いことが分かります。
しかし、RS-300Jは負のクチコミの割合が圧倒的なのに対して
DC62は正のクチコミ(満足度5~4)の割合が半分以上を占めています。

 

商品の満足度(1.のグラフ参考)が高いほうが正のクチコミの影響が強くなるのか、
単に満足度の高いレビューの割合が高いので
評価されたレビューで正のクチコミが多く評価されるのかは不明ですが・・・
興味深い結果が出てきました。

 

もっと多く(家電全て)のデータを取って比較してみれば、
何か法則性が見つかるかもしれません。

 

追記:

楽天市場のデータも収集できたので比較してみました。
RS-300JWHという白色のバージョンのデータのみになりますが・・・
3000件以上のレビュー数なので問題はないでしょう。

満足度1~5(不満~満足)のレビュー数の割合

 

・・・・・・一瞬、別のデータと間違えたのかと思いました。
楽天市場が3651件、価格.comが54件とデータ数が大きく異なるので
ある程度の偏りはでるとは思うのですが、これでは別の商品のようです。

これも調査対象ですね。