アクセスしたユーザーのドメインと閲覧ページを確認する

アクセス急増の原因を探るには

GW~昨日までの弊社HPのページビュー数になります。
GW中はアクセスが停滞。その後フラフラとしていましたが、なぜか5月16日だけ凸になっていました。

Googleアナリティクスを導入しているので
・どのドメインからアクセスしたか
・どのページを閲覧していたのか
を把握することが可能です。
ここから原因を探ってみます。

ドメイン(企業名)とページタイトルを出力する

Googleアナリティクスにログインを行います。
ホーム画面>レポート>行動>サイトコンテンツ>すべてのページ に移動。

デフォルトだとURLパスでページが表示されます。直感的に分かり辛いのでページ名に表示を変更します。
表の上部にある『ページタイトル』をクリック。

表がURLパスからページ名に変わりました。

セカンダリディメンションを設定します。
表上部から セカンダリディメンション>ネットワーク ドメイン を選択します。

ディメンション(Googleアナリティクスで定義された項目…ページ・キーワード・ブラウザ・言語など)を掛け合わせる際に、2つ目に使用するディメンションをセカンダリディメンションといいます。1つ目はプライマリ ディメンションと呼ばれます。
今回のプライマリ ディメンションは「ページ タイトル」、セカンダリディメンションは「ネットワーク ドメイン」になります。

分析軸に「ページタイトル」と「ネットワークドメイン」を持つ表を出力することが出来ました。

アクセス急増の原因

↑の画像を見れば一目瞭然。
amazonaws.comからのアクセスが原因でした。
アマゾンを騙ったリファラースパムかと思ったのですが、どうも本元からの接続みたいです。
・amazonが提供するクラウドコンピューティングサービスがある。
・そのサービスの使用者がアクセスしてきた。
といった流れのようです。
今のところ弊害はありませんが、これ以降もアクセスが続くなら.htaccessでのブロックを検討するかもしれません。

ネットワークドメイン≒企業名

今回はアクセス急増の原因調査に使用しましたが、本来の用途としては『どのような企業がどのようなページに興味を持っているか?』のチェックになります。

例えば5月16日のデータで見ると、

ひまわり8号観測データを閲覧できます。  ris.ac.jp(立正大学)
→学問に関係したブログは大学関連のアクセスが多い。
→その手の記事に大学教員・大学生向けの広告が有用かも。
mapserver7.0.4をインストールしてみた ー備忘録ー  mec.co.jp(三菱地所)
→お仕事待ってます。
NHK紅白歌合戦のツイート数を観察する  daiwa-am.co.jp(大和投資信託)
→お仕事待ってます。

等々。ABテスト・デザイン・広告位置の検討材料になります。
また、「自分が書いた記事に〇〇会社の人が興味を持ってくれた!」という承認欲求が満たせます。ミーハーな感情ですが、HP管理のモチベーション維持には有用だったりするのです。

〇〇.co.jpといったドメインをどこが管理しているのかはWho is情報から閲覧できます。JP Whois – JPRSなどのサイトで検索が可能です。
「plala.or.jp」「ocn.ne.jp」などのネットワークサービスは、単なる「ユーザーが使用しているプロバイダー名」であることが多いです。注意して下さい。