データサイエンスとは?活用例は?弊社のデータサイエンス第一歩

Airレジなどを導入されているアパレル関連の企業様との取引もあったりする中で、弊社もデータサイエンス領域の事業に取り組んでいきたいと考えています。

単語説明)
Airレジ・・インターネット環境があれば誰でも使える簡易POSレジアプリ。
POS・・物品販売において、売上の実績(いつ・どの商品が・どんな価格で・いくつ売れたか)を集計するシステムのこと。

本記事では、”データサイエンスとは何か” について、基本的な部分を理解していただくとともに、弊社のデータサイエンス事業の第一歩について、ご紹介しようと思います。

まずはデータサイエンスについてです。

データサイエンスとは

統計学、数学、プログラミングなどのさまざまな知識を活用し、膨大なデータの分析や解析を行い、科学や社会、ビジネスに役立つ価値(課題を解決する知見や洞察)を与えてくれる学問のことをいいます。

単語説明)
データ分析・・データを細かな要素に分け、データの性質や構造を明らかにすること。
データ解析・・なぜそのデータになっているかの原因を明らかにすること。

データをうまく活用すれば、つまり、データの中から、顧客やユーザーに求められている課題を見出せれば、新しいアイデアを出したり、顧客ニーズに沿った対応が行えます。

近年、インターネットの普及や、コンピューターのデータ処理速度向上により、ビッグデータを効率的に扱える環境が整ってきました。

そういった中で、ビジネスにおけるデータ活用が盛んになったことから、データサイエンスには期待が集まっているのです。

では一体、どういった分野で、データサイエンスが活用されているのか、いくつか具体例とともに紹介したいと思います。

データサイエンスが活用される具体例

飲食や小売業
  • 売上に変動があった場合に、店舗やエリア、天気など、何が要因であったかの焦点を絞ることができる。
  • 顧客の年齢や性別などの分布データから、顧客の関心を分析し、おすすめ(レコメンデーション)をすることで、さらなる購入行動につなげられる。
  • ある回転寿司店では、皿の裏に取り付けられたICタグにより、流れているそれぞれの寿司ネタの需要や、鮮度チェックを行い、廃棄管理などにも役立てている。
製造業
  • 過去の購買(仕入)データから製品の需要予測を行い、製造数を最適化して、工場全体のリソース(在庫など)を調整できる。
  • 原材料の調達から、加工・組立における各工程で、作業者や使用した刃具・工具などの記録があれば、トレーサビリティ(生産の過程、履歴)が充実し、今後の改善活動に役立たせることができる。
  • 生産ラインごとの設備稼働状況などがデータ化されていれば、停滞発生箇所をつきとめ、改善が見込める。
物流
  • 配送ルートの混雑状況などのデータが、分析・解析されていれば、最適なルートで効率よく配送できるので、時間やガソリン代などの無駄が省け、売上アップなどにつながる。

以上で、データサイエンスについて、”大まかな” 理解はできたかと思います。

弊社も日々学びながら、一歩ずつデータサイエンス領域に足を踏み入れ始めている状況ですので、ここからは、踏み出した第一歩目を、ご紹介させていただきます。

データサイエンス事業の第一歩、踏み始めました

弊社でも、データサイエンス事業の第一歩を踏み出しました。

AirレジやShopifyなどを活用している企業様との取引があることから、そこから得られるレシートデータをデータベースに格納。

Delphiプログラムにより、データ解析用のデモシステムを作成。

これを元に、データの収集・分析・解析をトライ&エラーで進めていく予定です。
⇒ 販売員の販売能力向上等を図るためには、どういったデータがあったらいいか。
(店長がスタッフを管理する目線で考えてみたり。)

などなど、まだ始まったばかりではありますが、発展・進捗があり次第、今後もブログにて報告していこうと思うので、ぜひ一読していただけると幸いです。